概要
- 神学、哲学とは趣味の範囲のもので実学やビジネスには無関係、ではなく、一見意味のない現実社会とは遠いところにあるものを学ぶことで、見えていないものを理解する「回路」が生まれる。
- 日常「学問」が根付いているのはドイツだけ。起源は古代ギリシア。観察し理屈を考えた。よって、欧州では、日本と違い、主体と客体を分けて考え真理を見出す。
- 廣松渉「新哲学入門」。批判ではなく、相手の論を踏まえて自分の見解を付加する必要。
- 既存の枠組みで考えるのが「情勢論」、既存のルールが間違っていると疑うのが「存在論」。20世紀は存在論の世紀になるはずが、18世紀に後退(19世紀:18世紀末の産業革命により理性によって認識できるという「存在論」→20世紀:アメリカの勝利により大量の物量(18世紀の啓蒙主義)に戻った。行き詰まり。アメリカには世界史という発想がない)
- 人間は自分の論理で理解できることと理解できないことの境界線に触れたときに笑う(へらへらしているわけではない)
- ナチズムは、優秀なアーリア人を増やすという単純な考え方、ファシズムは皆で支えあい、仲間を束ねるという発想で一段上
- 日本人は海外など外部に関心が低い。欧米人は、世界の起源やその存在について関心が高いが、仏教的な世界にいる日本人は、「存在」について関心が低いた、え。(しかし、仏教の世界にも「存在論」はある:号の働き、関係性によって自然界が生み出された)
- 信頼と時間には密接な関係あり。自分への評価低下を恐れて、仮に嘘をつかれても信頼関係を継続させようとする心理作用がある。構築された信頼関係をときには過剰に消費(信じる)することで、信頼の閾値が強く、広くなる。
- アラブ世界では、人権思想ならぬ神権思想。神が主権。
- 類比思考の重要性。日本が憲法9条を改正できないのは、押し付けられた憲法9条を受け入れることは、「徳川の平和」(非軍事化。明治から敗戦までつぶしてしまった)への回帰を意味している。内村鑑三が押し付けられたキリスト教を捨てなかったように(武士道回帰)。
To Do
- 仕事とは一見関係のない事象でも、気になる歴史や哲学、思想面の事象を関心のままに調べ、類比思考により仕事に生かすという視点を持ち続け、未来に生かす心構えをもつ
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